医療法人社団 三清会 聖英病院血液透析、腹膜透析、CART療法を行う東京都足立区にある地域密着型の病院です。

  • 東京都足立区本木西町18-16
  • 03-5809-4556
  • 受付時間9:00~16:30(土日・祝祭日を除く)
  • 交通アクセス
  • TEL

医療法人社団 三清会 聖英病院

03-5809-4556 受付時間9:00~16:30(土日・祝祭日を除く)
当院について・診察のご案内

当院について

診療案内

血液透析と腹膜透析の選択が可能

血液透析での通院はもちろん腹膜透析を同時に行うことも出来ます。当院は全台オンラインHDF対応しています。
日中に行う5時間以上の長時間透析にも対応しています。聖英病院の人工透析室は患者様とのコミュニケーションを第一に考えています。患者様と綿密に話し合い日々の透析治療の方針を決定していきます。
透析中の低血圧、下肢のつり、下肢のイライラ感、透析後の怠さ、辛さを解決できるように患者様一人一人に合わせた適正な透析治療を行ことをスタッフ全員心がけております。減塩を行い、良い食事を摂り、適切な運動と十分な透析を続けられる環境を患者様とともに創り出してまいります。

長期の入院も可能

合併症に対する取り組みを強化し患者様の全身状態の向上を目指します。

入院腹膜透析に対応

APDシステムかぐや(自動腹膜灌流用装置)を用いた夜間腹膜透析を行っております。

APDシステム かぐや

長期留置カテーテルに対応

テシオカテーテル・ソフトセルバスキャスカテーテル等のブラッドアクセスに関して経験豊富なスタッフが感染や血栓閉塞が無いように管理してまいります。
カテーテル出口部感染があっても適切な洗浄、軟膏処理、切開排膿(unroofingも含めて)を行う事で巧みにカテーテルを温存いたします。また当院にて長期留置カテーテルを留置することも可能です。

           

送迎が可能

リハビリ治療体制の充実

夜間透析も可能

難治性腹水に対するCART療法に対応

CARTとは

CARTとは、Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy:腹水濾過濃縮再静注法の略で、肝硬変や癌などによって貯まった腹水を濾過濃縮して、癌細胞や細菌を除去しアルブミンなどの有用なタンパク成分を回収する治療法です。

対象となる方

肝硬変に伴う腹水を生じている方で、利尿薬によるコントロールが困難な方。
その他にも、癌により腹水を生じている方も適応となります。

腹水の原因

肝硬変が進行すると、腹水が貯留するようになります。肝硬変に伴う腹水貯留のメカニズムの詳細は不明な点もありますが、血液中の蛋白質であるアルブミンの低下が関係していると言われています。
アルブミンは肝臓で合成されるため、肝硬変で肝臓の機能が衰えると満足にアルブミンが生成できなくなり、結果として血液中のアルブミン濃度が低下します。これにより血液の浸透圧が低くなり、血液中の水分が血管外へと漏れ出してしまうのです。腹腔内へ水分が漏出すると腹水として現れるようになります。
他には、胸水や手足の浮腫みとしても現れます。腹水中にもアルブミンは含まれており、腹水を繰り返し抜くことにより腹水中のアルブミンを失ってしまい、結果として血液中のアルブミンまで低下してしまいます。

CARTの長所

CARTでは、自分自身の腹水に含まれるアルブミンを濃縮し再び自分の体内に戻すので、腹水を抜くことによるアルブミンの喪失を防げます。
さらに、人の血液から精製されるアルブミン製剤と異なり、自分自身のものであるので、ウイルス感染やアレルギー症状を起こす可能性も極めて低くなります。また、比較的大量に腹水を除水することができるので、早期に腹部膨満による苦痛が軽減され、食事摂取可能となったり食事摂取量が増えることが期待されます。

QOL(Quality of Life)の向上

全身・栄養状態の改善により、QOL(Quallity of Lifue)が向上します。

  1. お腹の圧迫が軽減します。
  2. 自覚的苦痛が軽減されます。
  3. 食事摂取可能となったり食事摂取量が増える事が期待されます。

具体的な方法

  1. 超音波で腹水が貯留している場所を探し、腸管などを誤って穿刺しないような安全な場所から穿刺を行います。
  2. 通常は、排出された腹水はそのまま破棄されますが、CARTの場合は貯留バッグに腹水を貯めていきます。
  3. 回収した腹水は、人工透析の機械にかけられ、有害物質(細菌や癌細胞)を濾過して取り除き、濃縮して水分も取り除いていきます。
  4. その後、濾過・濃縮された腹水を再び点滴によって体内に戻していきます。

CARTの副作用

CARTによる主な副作用は発熱、悪寒(おかん)、血圧上昇、頭痛、嘔気(おうき)、戦慄(せんりつ)(高熱がでて、からだががたがたとふるえること)です。
また、発生頻度は不明ですが、CARTを行うことにより以下の副作用が報告されています。

溶血(ようけつ)(赤血球がこわれ、赤血球中に含まれるヘモグロビンが血液中に出ること)血圧低下ほてり又は呼吸困難、ショック等の異常。

保険適用

難治性腹水症の患者さんが、保険適用になります。

CARTによる治療をご希望の方へ

当院では、CART療法を安全に行ってきた実績があります。
利尿薬を内服しているのに腹水が溜まってきてしまい、それによって腹部膨満感などの症状が出てお困りの方は、一度当科外来を受診していただきご相談下さい。

当院の特徴

聖英病院は人口増加率・高齢化率が年々増加している足立区という地域において、透析治療を受けられている患者様が、より快適で安全な治療時間を過ごしていただけるよう、最善の配慮をいたしており、通院血液透析・入院血液透析・腹膜透析を完備した地域密着型の病院です。

最新の技術と設備を導入

聖英病院では患者様の心臓の様子、腹部及びシャントの状態が安全かつ即座に診断できるフルデジタル超音波画像診断装置を導入しております。
患者様に安心していただくためにも心臓の機能を定期的にチェックしております。

送迎について

患者様には、ご自宅や施設より送迎をいたしております。
車椅子対応の車両で安心して透析ができるようにサポート体制は万全です。

外来診療のご案内

【診療科目:内科、人工透析】

外来診療のご案内
外来診療のご案内
ご面会時間
15:00~19:00
休診日
土曜・日曜・祝祭日

入院について

当院では血液透析・腹膜透析の患者様を積極的に受け入れております。まずはお電話またはメールにてご連絡ください。
当院ソーシャルワーカーが対応させていただきます。

※ご相談内容に関する秘密は厳守いたします。

※訪問歯科診療・訪問理容師による理髪サービスが受けられます。

※ご不明な点やお困りの事については、遠慮なくお問い合わせください。

病院概要

理事長 三井 久男
病院長 林邉 義人
統括診療内科部長 遠藤 晃彦
開設日 2020年5月1日
所在地 〒123-0856
東京都足立区本木西町18-16
電話 03-5809-4556
FAX 03-5809-4557
診療科目 内科・循環器内科・人工透析
病床数 一般病床57床・人工透析33床
主要施設と主要設備 透析室、リハビリテーション室、浴室(普通浴槽・機械浴槽)、X線一般撮影装置、超音波診断装置(エコー)、非常用火災報知器、スプリンクラー、その他
診察時間 平日 9:00~17:00